特集 IoMTのUP-TO-DATE
5.アカデミア発の疾患発症予防分野でのICT化と開発背景
Journal of Internet of Medical Things Vol.2 No.1, 24-28, 2019
2008年度より40歳以上の日本人には特定健康診査・特定保健指導という生活習慣病予防のためのメタボリックシンドロームをターゲットにした日本独自の取り組みが開始されており,75歳以上の後期高齢者医療制度を支える根幹となっている.2018年度からは,第三期特定健診・保健指導ではICT利用が促進され,社会的にも働き方改革の進む中,産業での従業員の健康管理は今まで以上に重要になってくると思われる.
病院に行く前の段階の予防医療領域では,個人が主役であり「自分ゴト化」が継続・動機付けのためにも重要である.東京大学では,十分な科学的エビデンス構築を目指すため,社会実装をしながらも開発ステージに応じた臨床研究を実施している.
「KEY WORDS」アプリケーション,ウェアラブルデバイス,個別化保健医療,精密保健医療,ICT,生活習慣
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。