<< 一覧に戻る

特集 サルコペニア肥満

9.欧州臨床栄養代謝学会(ESPEN)と欧州肥満学会(EASO)におけるサルコペニア肥満の方向性

若林秀隆

日本サルコペニア・フレイル学会誌 Vol.4 No.1, 51-54, 2020

欧州では,欧州臨床栄養代謝学会(ESPEN)と欧州肥満学会(EASO)が合同して,サルコペニア肥満のコンセンサスをつくることを開始した。現在までに2本の論文が発表されているが,コンセンサスはまだできていない。本項では発表された2論文を通じて,欧州におけるサルコペニア肥満の方向性について解説する。日本では,日本肥満学会と日本サルコペニア・フレイル学会で,サルコペニア肥満の合同ワーキンググループを作成している。可能であれば,欧州より先にサルコペニア肥満のコンセンサス論文を,日本から出版することが望ましいと考える。妥当性を検証したコホート研究結果を受けて,より早くサルコペニア肥満のコンセンサス論文が日本から出版されることを期待している。
「KEY WORDS」欧州臨床栄養代謝学会(ESPEN),欧州肥満学会(EASO),サルコペニア肥満,コンセンサス

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る