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特集 超高齢社会におけるフレイルの概念―現状と今後に期待される展開

8.薬剤とフレイル

秋下雅弘

日本サルコペニア・フレイル学会雑誌 Vol.2 No.1, 51-55, 2018

高齢者は多病ゆえに多剤服用となり,薬物有害事象や服薬アドヒアランス低下などの問題を起こしやすい。そのなかでも薬剤によるフレイルは要介護につながる大きな問題である。多くの薬剤が原因となるが,ベンゾジアゼピン系薬剤をはじめとする向精神薬とさまざまな領域で用いられる抗コリン系薬剤に対する注意が最も重要である。また,生活習慣病管理と処方にも工夫が求められる。
「KEY WORDS」ポリファーマシー,薬物有害事象,アドヒアランス

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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