Q&A(がん免疫療法 Cancer Immunotherapy)
              
 CRISPER/Cas9法とCAR-T細胞療法について教えてください
                  掲載誌
                
 
                  がん免疫療法 Cancer Immunotherapy
                  Vol.3 No.2 38-39,
                  
                    2019
                  
 
                    著者名
                  
  
                          小澤 敬也
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          連載
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                          Q&Aシリーズ
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                          抄録
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          アレルギー・免疫
                        / 
                          癌
                        
                    診療科目
                  
  
                          腫瘍内科
                        
 
                    媒体
                  
 
                      がん免疫療法 Cancer Immunotherapy
                    
 ゲノム編集では,特定の遺伝子に二本鎖切断(double-strand break:DSB)を導入し,非相同末端結合(non-homologous end joining:NHEJ)による修復で塩基の挿入や欠失(Indel)を起こす場合と,相同組み換え(homologous recombination:HR)により外から導入した遺伝子配列との交換を起こす場合がある.前者は特定の遺伝子を破壊することが可能であり,技術的に比較的容易である.ゲノム編集治療の多くは,この遺伝子破壊技術を応用したものである.後者は,変異遺伝子を正常遺伝子に修復すること(homology-directed repair:HDR)ができ,遺伝性疾患に対する究極的な遺伝子治療法(ゲノム編集治療)として重要であるが,効率が低く,技術的にはまだハードルが高い.
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。