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座談会(Round Table Discussion)

血液悪性腫瘍におけるがん免疫療法の進展

安川正貴飯田真介門脇則光北脇年雄保仙直毅

がん免疫療法 Cancer Immunotherapy Vol.3 No.2, 10-19, 2019

安川 抗PD-1抗体ニボルマブが悪性黒色腫の治療薬として承認されたのを皮切りに,免疫チェックポイント阻害剤(immune checkpoint inhibitor:ICI)は肺癌,胃癌,腎細胞癌,頭頸部癌,ホジキンリンパ腫等に適応疾患を拡大し,その進展が期待されています.
一方で,ICIの有効性を予測するバイオマーカーの探索も進んでおり,次世代シーケンサーによるネオ抗原同定なども臨床に応用されつつあります.さらに血液悪性腫瘍の領域でも,キメラ抗原受容体(chimeric antigen receptor:CAR)を用いた遺伝子改変T細胞療法の開発・臨床応用が進められるなど,がん免疫療法は大きな節目を迎えています.
そこで本座談会では「血液悪性腫瘍におけるがん免疫療法の進展」と題し,血液悪性腫瘍診療におけるICIおよび細胞療法を中心に,その特徴・適正使用,さらに副作用対策について今後の展望を含めて討論いただきたいと思います.
はじめに,古典的ホジキンリンパ腫(classical Hodgkin lymphoma:CHL)に対してICIが効果を発揮する機序について,門脇先生にご解説いただきます.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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