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Clinical Trials

2 抗PD-1抗体投与後の成人T細胞白血病・リンパ腫の急速な進行

石塚賢治片岡圭亮

がん免疫療法 Cancer Immunotherapy Vol.3 No.1, 31-33, 2019

成人T細胞白血病・リンパ腫(adult T-cell leukemia-lymphoma:ATL)は,HTLV-1(human T-lymphotropic virus type I)によって引き起こされる末梢性T細胞腫瘍で,くすぶり型,慢性型,リンパ腫型,急性型の4つの臨床病型に分類される.慢性型はLDH値,BUN値,アルブミン値で決定される予後不良因子の有無によってさらに二分される.くすぶり型と予後不良因子を有さない慢性型はindolent ATL,予後不良因子を有する慢性型とリンパ腫型,急性型はaggressive ATLとされ,この2群はまったく異なる臨床経過をとる.わが国ではaggressive ATLに対しては強力な化学療法と,可能な症例では同種造血幹細胞移植,indolent ATLに対してはaggressive ATLにならない限りは無治療経過観察を行うことが標準治療とされる1)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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