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SPECIAL ARTICLE(がん免疫療法 Cancer Immunotherapy)

複合免疫療法

植村天受

がん免疫療法 Cancer Immunotherapy Vol.2 No.2, 20-21, 2018

免疫チェックポイント阻害剤の登場により,がん免疫療法は放射線療法,化学療法,手術療法に続く第4の治療法として新たな地位を確立しつつある.従来の放射線療法や抗がん剤および分子標的治療薬が抗原提示細胞やT細胞の機能変化,刺激などを通じて抗腫瘍免疫応答に影響を及ぼすのに対し,新たながん免疫療法はがん免疫逃避機構を阻害することで効果を発揮する.ただし,がん種によって異なるものの免疫チェックポイント阻害剤単剤による奏効率は40%を超えないことが知られている.このがん免疫療法単剤治療の限界を超えるためにも,異なる作用機序をもつ治療法と併用することで相乗的な効果が得られる可能性がある.ここでは腎細胞癌(renal cell carcinoma:RCC)治療における複合免疫療法について概説する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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