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特集 肝斑

Feature Articles 特集論文 3.美白化粧品の作用メカニズム

岡野由利

Bella Pelle Vol.4 No.2, 22-27, 2019

市場で化粧品として販売されているスキンケア商品は,医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法,旧薬事法)によって,「化粧品」と「医薬部外品」に分類される.医薬部外品にはさまざまなカテゴリーがあるが,そのなかの化粧品カテゴリーは薬用化粧品とも呼ばれる.薬用化粧品は,厚生労働省より認可された肌荒れやにきび,美白,育毛などの効能を発揮する「有効成分」を配合することによって,その効能を標榜することができる.しかしながら,法律で認められた美白化粧品の効能の定義は,「日やけによるシミ,ソバカスを防ぐ」であって,決してできてしまった色素沈着やシミを改善するものではないとされている.しかし,実際には,できてしまったシミもメラニンを過剰に産生し続けているため,それを改善するという作用は「日やけによるシミ,ソバカスを防ぐ」メカニズムと大きな違いはない.このことから,筆者の私見ではあるが,美白化粧品はできてしまったシミにも効果を発揮することができるものと考える.
本稿では,おもに医薬部外品に配合された美白有効成分(主剤)の作用メカニズムについて述べる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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