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Feature Articles 特集論文 1.太陽光線について

Bella Pelle Vol.2 No.3, 16-19, 2017

日本でもアウトドアブームが続いている.毎年,夏になると浅黒く日焼けした皮膚を自慢する若者がビーチにあふれている.彼らの「小麦色の皮膚」は一見,「健康の象徴」のようにみえる.“日曜日”を英語では“サンデー(Sunday;直訳すれば「太陽の日」)”というが,Sundayという単語はキリスト教では“安息日”という意味もある.これは古い時代からヒトは太陽を崇拝し,週に1回,体を休めて家族と外出して健康のために太陽の恵みを受けていたためかもしれない.われわれ人間が現在地球上で快適な生活を維持できるのは,まさにこの太陽の恩恵のおかげである.その温熱作用で地球表面は温暖な気候が保たれ,美しい自然が維持され,太陽光のエネルギーを用いた光合成により,二酸化炭素を取り込んだ緑色植物から多くの酸素が放出される.これまで人類は太陽環境のもと,とくに陸生生物が出現した約5億年前から,殺細胞作用の強い紫外線が多く降り注ぐ地球上で,衰退することなく進化をとげてきた.太陽の明るさでわれわれは物をみることもできる.昼夜という太陽光と地球の自転による明暗の周期により,生命活動に重要な概日リズムが保たれている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録