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Feature Articles 特集論文 2.シワのメカニズム ②表情ジワ

Bella Pelle Vol.2 No.2, 20-23, 2017

顔面のシワには,皮膚(表皮,真皮)そのものが菲薄化するちりめんジワや線状のシワなどの他,表情筋に伴う表情ジワがある.皮膚そのものによるシワは,加齢と光老化に伴う弾性線維の変化によるものである.顔面にはさまざまな筋肉が存在し,単独で作用する筋肉は少なく,相互に作用している.顔面筋の起始はさまざまであるが,顔面の皮膚に停止するため,表情筋や皮筋などと呼ばれている.顔面の表情ジワは,表情筋の収縮により,その筋肉の走行と垂直に生じる.たとえば前頭筋であれば,縦方向に走行しているため,収縮により横方向のシワを生じるのである.起始は,骨や筋膜などあまり動かない部分が多いため,皮膚に停止するまでの部分が収縮により大きく位置変化する.収縮が強いほど,起始と停止位置が近づき,その間の皮膚にシワを形成する.本来,表情を元に戻すことで,このシワは消える.この動きが長期間反復し,加齢により皮膚の弾力性も低下すると,シワが固定化され皮膚自体にも深い溝を形成してしまう.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録