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Theme 肺高血圧症とPRO State of the Art

肺高血圧症患者のPRO―膠原病編―

川口鎮司

Pulmonary Hypertension Update Vol.6 No.1, 37-41, 2020

患者報告アウトカム(PRO)は,患者中心の臨床評価を行うときに,-00重要なツールである。すべての疾患に共通となるHAQ,EQ-5D,SF--0036®は30年以上前に開発されており,多くの臨床研究に応用されてき-00た。最近になり,疾患に特異的なPROが開発されてきているが,膠原-00病に特定的な評価ツールは少ない。そのなかで,関節リウマチや全身性-00強皮症(SSc)においては,HAQ-DIがある。SScでは,それ以外にも-00PRO評価ツールが開発されており,疾患活動性との関連が知られてい-00る。しかしながら,膠原病関連肺高血圧症(PH)に特異的なツールはなく,-00いくつかのPROツールを合わせて評価を行う。
「KEY WORDS」全身性強皮症(SSc),混合性結合組織病(MCTD),全身性エリテマトーデス(SLE),肺動脈性肺高血圧症(PAH),患者報告アウトカム(PRO)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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