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目でみる肺高血圧症

IVUSとOCTによるCTEPH評価

杉村宏一郎

Pulmonary Hypertension Update Vol.6 No.1, 4-8, 2020

循環器領域における血管内画像診断装置は冠動脈疾患を中心に用いられ,特に冠動脈インターベンション(PCI)における病変評価に欠かせないモダリティーとして発展してきた。
血管内超音波装置(intravascular ultrasound:IVUS)は,小型超音波振動子が装着された小口径のカテーテルを冠動脈内に挿入し,血管壁の横断像を得る検査である。IVUSは血管壁の複雑な内膜の裂開,解離や残存する粥腫の状態などを描出でき,PCI時のバルーン,ステントサイズの決定,方法の選択,治療効果をみるうえで,血管造影による二次元投影よりも優れている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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