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State of the Art(Thyroid Cancer Explore)

(基礎)次世代シーケンサーによる甲状腺癌ゲノム解析のインパクト

Clinical impact of next generation sequencing in thyroid carcinomas

近藤哲夫

Thyroid Cancer Explore Vol.1 No.2, 23-27, 2015

「Summary」次世代シークエンス技術による甲状腺癌の網羅的ゲノム解析が可能となり,これまで知られていなかった甲状腺癌の遺伝子異常が多数発見された。また,甲状腺癌における遺伝子異常の解明が進歩しただけにとどまらず,少量検体,多数サンプルを超高速でゲノム解析できる次世代シークエンス(NGS)技術は甲状腺結節の組織型診断,手術適応の評価,患者の予後予測,治療標的分子の検索において診療レベルで実用化されうる直前の段階まできている。
「はじめに」生命科学技術の進歩と医学への応用が驚く程速いスピードで進んでいる。1953年にワトソンとクリックがDNAの二重らせん構造(DNA double helix)モデルを発表し,2003年には国際的プロジェクトであるヒトゲノム計画によって全ゲノムの塩基配列が決定した。全ゲノム解析によりヒトには約22,000遺伝子が存在することが示されたが,この50年間にはさまざまな疾患,腫瘍に関連する遺伝子機能や遺伝子変異が解明されている。
「Keywords」甲状腺癌,次世代シークエンス,ゲノム解析,遺伝子異常,ThyroSeq

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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