近年,精神疾患のカテゴリー的分類が疑問視され,代わりに精神疾患相互のスペクトラム(連続体)を想定するディメンション的モデルが提唱されている。精神疾患全体の2因子(内在化・外在化)構造が明らかにされ,DSM-5やICD-11の開発に影響を与えた。さらに,精神病理症状の階層的スペクトラムにより構成されるHiTOPモデルが提唱された。
「KEY WORDS」カテゴリー,ディメンション,内在化・外在化障害,HiTOP