Doctor & Patient Communication
ためこみ症治療における動機づけを高める工夫
精神科臨床 Legato Vol.7 No.3, 42-43, 2021
Xさんは30代の女性で,幼少期,祖母から火事を経験した話を聞いたことから影響を受け,火事に対する強迫観念と外出時や移動時の火元やコンセントの確認行為を主症状として,薬物治療が開始された。その後,幼少期からのこだわりの強さや集中への困難さがみられることなどからADHD傾向があることへの自己理解を深めるなか,部屋を片づけられないことが話題になり,ためこみ症も有することが明らかになった。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。