近赤外線スペクトロスコピーはすでに臨床応用が進んでおり,うつ病の診断バイオマーカーとして一歩リードしている。血液を用いた診断バイオマーカーは複数のマーカーを組み合わせて,感度と特異度を上げる方策が試みられている。近年は,血液のDNAメチル化率やmiRNA量などエピジェネティックスにかかわるバイオマーカーに注目が集まっている。
「KEY WORDS」うつ病,バイオマーカー,脳画像,血液,エピジェネティックス