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Psychiatric Lecture

疫学 睡眠と認知症の疫学

小原知之二宮利治

精神科臨床 Legato Vol.7 No.1, 14-18, 2021

近年の臨床研究において,睡眠と認知症の間に密接な関連があることが示唆される。国内外の追跡研究の成績をまとめると,短時間睡眠,長時間睡眠,日中の眠気,および睡眠時無呼吸症候群は認知症発症の有意な危険因子だった。認知症のリスクを低減するためには,適切な睡眠時間の確保と睡眠の質を維持することが重要である。
「KEY WORDS」短時間睡眠,長時間睡眠,睡眠時無呼吸症候群,認知症,疫学

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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