多くのほかの医学領域と比較して,精神科領域では診断や重症度評価に検査が活用されることは少ない。近年の技術発達により,非侵襲的に膨大な量の生体データを収集することが可能となり,そのようなビッグデータには人工知能(AI)技術を用いた解析が適している。本稿ではこれまでに行われた精神疾患の診断と重症度評価に関する重要な研究の概説を行う。
「KEY WORDS」診断,重症度評価,人工知能(AI)技術,機械学習