統合失調症において概日リズム障害は認知機能や社会適応に深く関わることから,その治療は患者のリカバリー達成の一助となる可能性を秘めている。しかしながら,本疾患では多くの生物学的な睡眠脆弱性を有し,それゆえ難治化しやすい。そのようなケースでは非薬物療法的アプローチに比重を置き,薬物の睡眠促進作用を最大限に発揮できるような下地作りを行うことが重要である。
「KEY WORDS」統合失調症,睡眠,リズム障害,スピンドル,CBT-i
「KEY WORDS」統合失調症,睡眠,リズム障害,スピンドル,CBT-i