<< 一覧に戻る

Doctor & Patient Communication

抗うつ薬治療を始める際に当事者に伝えること

渡邉博幸

精神科臨床 Legato Vol.5 No.2, 36-37, 2019

高校1年生のA子さん(15歳,女性)は,両親と2歳下の妹との4人暮らしでしたが,母は3ヵ月前に大酒家の父からの暴力に耐えかねて出奔して,行方不明となり,A子さんが家事全般を切り盛りすることになりました。しかし,片道1時間もかかる通学との両立は難しく,部活動での些細な失敗を契機に不登校となり家事もできなくなりました。一日中部屋に鍵を掛けてこもり,昼夜逆転となり,食事もほとんど摂れず,るいそうが目立つため,定期訪問していた生活保護担当職員に付き添われて精神科外来を初診しました。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る