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Culture in Psychiatry

変えられないものを受け入れる平静さの果てに

―リービング・ラスベガス―

小澤寛樹

精神科臨床 Legato Vol.3 No.2, 52-53, 2017

私の仲間にも,職場のデスクの引き出しにいつも“それ”を忍ばせている方がいます。なくなると落ち着かないようで,絶えず切らさないように買い足しては,誰かに見咎められないようにこっそりちびちび口に運んでいる様子。あんまり過ぎるのは体に良くないよ,と忠告はするのですが,本人もわかってはいるけど止められないそう。まあここでいう“それ”とはチョコレートのことなので私もそこまで本気で心配はしていないのですが,もしこれがお酒の瓶だったら話は別で,立派な“アルコール依存症”として治療が必要になるかもしれません。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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