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Psychiatric Lecture

(病態)強迫性障害の脳画像研究の発展と病態仮説

中前貴

精神科臨床 Legato Vol.2 No.2, 26-29, 2016

強迫性障害の病態生理として前頭皮質‐線条体回路の異常が想定されている。しかし,強迫性障害は多様な病態の集まりであり,強迫症状に至る過程によって異なる脳領域が関わっており,病期によっても関わっている神経回路が異なる可能性が考えられる。近年進められているメガ解析によって,さらなる病態が解明されることが期待される。
「はじめに」強迫性障害(obsessive-compulsive disorder;OCD)は,従来は強迫神経症と呼ばれていたように,心因性の病と考えられていた。しかし,1980年代から脳画像研究が進み,OCDにも生物学的な異常が認められるということがわかってきた。
「Key Words」強迫性障害,脳画像研究,前頭皮質-線条体回路,眼窩前頭皮質,線条体

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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