<< 一覧に戻る

State of the art 大腸癌取扱い規約 第9版

腹膜播種の進行度分類における位置付け

小林宏寿服部豊茂原富美藤嶋誠一郎菊家健太兼松恭平山崎健司高島順平藤本大裕谷口桂三

大腸がんperspective Vol.4 No.4, 38-41, 2020

大腸癌取扱い規約の改訂に伴い,腹膜播種の位置付けが変更となり,TNM分類に近い扱いとなった。すなわち,他の遠隔転移とは一線を画し,独立して扱われることとなった。同時性腹膜播種はM1cに分類されるようになったが,TNM分類との相違点は,さらに亜分類がなされている点にある。他の遠隔転移を有さない場合にはM1c1,有する場合にはM1c2となる。また,進行度分類においては,同時性腹膜播種を有する症例はすべてStage Ⅳcに分類される。
「KEY WORDS」大腸癌,腹膜播種,CRS,HIPEC

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る