「Answer」
大腸内視鏡治療に伴う主な偶発症は後出血と穿孔です。大腸癌研究会『内視鏡摘除手技の標準化』プロジェクト研究班の全国多施設アンケート集計によると,全体で後出血率1.2%,穿孔率0.07%と報告されています。
近年,大腸癌検診などの普及により大腸内視鏡検査件数は飛躍的に増加し,それに伴い大腸腫瘍に対する内視鏡治療件数も増加傾向にあります。また,内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection;ESD)を代表とする内視鏡治療技術の高度化により従来外科的に切除されていた大腸腫瘍が内視鏡的に根治されるようになってきました1)2)。大腸内視鏡治療に伴う主な偶発症として「後出血」と「穿孔」がありますが,各施設における内視鏡治療件数の増加に伴い,これらに対する術前の十分なインフォームドコンセントと適切なリスクマネージメントがますます重要となっています。
大腸内視鏡治療に伴う主な偶発症は後出血と穿孔です。大腸癌研究会『内視鏡摘除手技の標準化』プロジェクト研究班の全国多施設アンケート集計によると,全体で後出血率1.2%,穿孔率0.07%と報告されています。
近年,大腸癌検診などの普及により大腸内視鏡検査件数は飛躍的に増加し,それに伴い大腸腫瘍に対する内視鏡治療件数も増加傾向にあります。また,内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection;ESD)を代表とする内視鏡治療技術の高度化により従来外科的に切除されていた大腸腫瘍が内視鏡的に根治されるようになってきました1)2)。大腸内視鏡治療に伴う主な偶発症として「後出血」と「穿孔」がありますが,各施設における内視鏡治療件数の増加に伴い,これらに対する術前の十分なインフォームドコンセントと適切なリスクマネージメントがますます重要となっています。