大腸癌の内視鏡Up-to-date
BLI(Blue laser imaging)とNBI(Narrow band imaging)の相違と類似性
掲載誌
大腸がんperspective
Vol.3 No.2 52-57,
2016
著者名
吉田直久
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小木曽聖
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村上貴彬
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廣瀬亮平
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内藤 裕二
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
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癌
診療科目
消化器内科
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腫瘍内科
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消化器外科
媒体
大腸がんperspective
「はじめに」消化器内視鏡は,以前よりハロゲンランプやキセノンランプを光源として用いて行われてきた。2012年に富士フイルム社より消化器内視鏡として世界で初めてレーザー光源を用いた内視鏡システムが発表された。狭帯域光観察としては代表的なものとしてオリンパス社のNBI(Narrow band imaging)があげられるが,一方で富士フイルム社のレーザー内視鏡システムではBLI(Blue laser imaging)やLCI(Linked color imaging)が可能である。狭帯域光観察を用いることで白色光(WL)では診断し得ないより精密な拡大診断が可能となったり,腫瘍の発見がしやすくなることが期待されている。本稿ではその原理・性能および実臨床における手技を含めて詳説する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。