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State of the art 大腸癌低侵襲手術の新たな展開を目指して

ロボット手術

石原聡一郎須並英二渡邉聡明

大腸がんperspective Vol.2 No.3, 38-43, 2015

「Summary」最近登場したロボット手術は,①多関節を有する自由度の高い器具,②安定した3次元画像,③手ぶれ防止機構やmotion scalingによる繊細な動作,④人間工学的に優れた直感的な操作性などによって,骨盤内の手術に必要な狭い空間での繊細な操作に適しており,直腸癌手術における有用性が期待されている。腹腔鏡手術と同等の手術時間,出血量,合併症率,外科的剝離面陽性率など,安全性が示されている一方で,腹腔鏡手術に比べて開腹移行率が低いことや術後の男性機能が良好であることなど技術的な優越性も示唆されている。しかしながら高額なコストが問題であり,今後は大規模な臨床試験によって有用性を検証する必要がある。
「Key words」直腸癌,ロボット手術,腹腔鏡手術,術後機能,治療成績

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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