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大腸癌の内視鏡Up-to-date

大腸ESD手技の習得方法

大圃研木庭郁朗瀧田麻衣子松山恭士田島知明港洋平野中康一松橋信行

大腸がんperspective Vol.2 No.1, 64-68, 2015

「はじめに」大腸ESDは2012年4月からの保険収載を足掛かりに普及の一途をたどっている1)2)。しかしその一方で重篤な偶発症の報告もあり,安全に導入・施行していくことが求められている3)4)。本稿では当院における大腸ESDを施行する諸条件とそのトレーニングシステムについて述べたい。
「大腸ESDを行う研修実施条件」胃癌が多い本邦では,まず胃ESDから始まり,その後食道・大腸ESDへとステップアップすることが一般的である5)-7)。当院では胃はITKnife2とFlexKnife(またはデュアルナイフ)の併用,大腸はFlexKnife(またはデュアルナイフ)単独を基本としている。胃ESDで使い慣れたデバイスを大腸ESDへ流用することが導入を速やかに行うのに役立つと考える。表1が当院の大腸ESD研修実施条件である。全大腸内視鏡検査・治療が速やかに完遂できることが重要であり,特に拡大内視鏡において評価に耐えうるピントの合った写真を撮れること(狭い焦点深度の中で,内視鏡のピントを合わせて静止してブレの無い写真を撮影するには高度な操作技術が必要)は必須である。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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