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State of the art 大腸ESDをめぐって

大腸ESDとEMRの棲み分け

樫田博史

大腸がんperspective Vol.2 No.1, 33-37, 2015

「Summary」有茎性以外の大腸腫瘍に対する内視鏡切除には,内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection;EMR)および分割EMR,内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection;ESD)が存在する。大腸腫瘍の大部分は腺腫であり,また,内視鏡治療の対象となる早期癌も多くは腫瘍径2cm未満であるため,従来法のEMRで治療可能である。大きくて一括切除が困難な腺腫もしくは粘膜内癌に対して,分割EMRが許容される場合もある。ESDは,内視鏡治療の中で,一括切除に最も優れた方法である。EMRでは一括切除が困難な2cm以上の早期大腸癌で,十分な術前評価により根治性が期待できる病変では,ESDが推奨される。
「Key words」内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD),内視鏡的粘膜切除術(EMR),分割EMR,ガイドライン

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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