未来の達人 若手Drに聞く!
血友病患者さんのリハビリテーション―自分の好きなスポーツを選べる時代に向けて―
掲載誌
Frontiers in Haemophilia
Vol.8 No.1 34-39,
2021
著者名
梶原 和久
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
血液
診療科目
リハビリテーション科
/
血液内科
媒体
Frontiers in Haemophilia
私は広島県に生まれ,理学療法士を目指して専門学校に通っていた8歳上の兄の姿を見て育ちました.兄からリハビリテーション(以下リハビリ)について話を聞くほか,関節リウマチで両膝の人工膝関節置換術を受けていた祖母について病院に行き,リハビリを見学するうちに「おばあちゃんのリハビリを自分ができるようになりたい」という思いを強くしていきました.私の中学校の卒業文集には,将来の夢として「理学療法士」と書かれています.成長して理学療法士になり,大学病院に勤務してからは第一線で活躍するスポーツ選手のリハビリなどにも携わるようになりましたが,理学療法士としての私の出発点は「おばあちゃんのリハビリ」です.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。