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症例解説(Frontiers in Haemophilia)

3 成人のインヒビター保有血友病A患者に対する胸部中心静脈ポート挿入術

清田育男

Frontiers in Haemophilia Vol.2 No.2, 46-47, 2015

24歳 男性
既往歴:生後4カ月のときに硬膜下血腫を起こし血友病Aと診断され,1歳のときにインヒビター(2BU/mL)が検出された.その後,頭蓋内出血,右膝関節内出血,症候性てんかん,腎出血,腸腰筋出血歴がある.
家族歴:家系内に血友病患者はいない.
主訴:血管が確保できず自己静脈注射困難.
現病歴:血友病Aハイレスポンダーのインヒビター患者でバイパス製剤を使用している.右膝関節内出血をくり返し20歳から自己注射を開始してバイパス製剤投与を行っていたが,血管が確保できず静脈注射困難なため胸部中心静脈(CV)ポートを造設することになった.
入院時所見:身長158cm,体重50kg,血圧 126/65mmHg,脈拍 73/分,体温 36.4度.
検査所見:第VIII因子活性 <1%,第VIII因子インヒビター 3.2BU/mL.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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