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座談会(Round Table Discussion)

血友病性関節症と手術

日笠聡竹谷英之島田幸造田中康仁

Frontiers in Haemophilia Vol.2 No.2, 4-13, 2015

「血友病性関節症とは」
日笠:本日はお集まりいただきありがとうございます.定期補充療法の普及とともに小児血友病患者の関節症は減少傾向にありますが,無症候性に起こる関節症などのQOL低下を招く課題も数多く残っています.本座談会は「血友病性関節症と手術」をテーマに,血友病性関節症に対する整形外科的アプローチについてディスカッションしてまいります.はじめに,血友病性関節症の定義について確認しておきたいと思います.自覚症状や進行ステージなど,何を基準にすべきでしょうか.
竹谷:Arnold-Hilgartner分類ではステージⅢ以前を治療により回復可能な可逆的変化の段階とし,関節裂隙の狭小化,軟骨の破壊,顕著な軟骨下の囊胞を示すステージⅣ以降を不可逆的変化の段階としています(表1)1).ステージⅢ以前を滑膜炎,関節破壊が進んだステージⅣ以降を関節症ととらえられるでしょう.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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