2006年に国立循環器病センターが「循環器病克服10ヵ年戦略」を策定して10年目を迎えた2016年,日本脳卒中学会と日本循環器学会は「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」を公開した。“脳卒中”“心不全”“血管病”の重要3疾患に対して5つの戦略でアプローチし,死亡率の低下と健康寿命の延伸をめざすものである。
本座談会では,5つの戦略の1つに挙げられている医療体制の充実に焦点を当て,「脳卒中急性期治療の均てん化」というテーマのもと,同プロジェクトに深く関わる先生方にお集まりいただき,脳卒中センターの認定要件を中心にお話しいただいた。