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潜在するVTEの診断法

Cardio-Coagulation Vol.5 No.1, 51-54, 2018

深部静脈血栓症(deep vein thrombosis:DVT)は,肺血栓塞栓症(pulmonary thromboembolism:PTE)と合わせて静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism:VTE)と呼ばれている。VTEは,罹患率の高さと急性期死亡率の高さから現在,大きな問題となっている1)。特にDVTは無症候性に罹患している場合も多く,潜在するDVTを早期に検出し,診断することが重要である。また,DVTは膝窩静脈を含めた中枢側の血栓の中枢型(proximal DVT)と下腿静脈に限局した末梢型(distal DVT)に分けられる。PTEでは,収縮期血圧90mmHg未満,末梢循環障害,多臓器不全,両側肺動脈主幹部閉塞を広範型(massive PTE),血行動態は安定しているが中等度以上の右室不全があるものを亜広範型(submassive PTE),右室機能に異常がみられないものを軽度~中等度(small to moderate PTE)と分けている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

抄録