Constructive Debate
アピキサバンが良い適応となる病態・患者像とは?
循環器内科の立場から
掲載誌
Cardio-Coagulation
Vol.4 No.2 41-46,
2017
著者名
草野研吾
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科
媒体
Cardio-Coagulation
非弁膜症性心房細動(nonvalvular atrial fibrillation:NVAF)に対する抗凝固療法は,ワルファリンに代わる直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)が登場し現場の治療に大きな変化をきたしている。DOACはそれぞれの薬剤が大規模試験でワルファリンと同等かそれ以上の有効性・安全性があることが示され,2011年にダビガトランの登場後,数年の間に大きく処方が伸びている。本稿では,循環器内科の立場(一次予防)でDOACのなかでもアピキサバンを取り上げ,その良い適応と考えられる病態や患者像について私見を述べたい。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。