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抗凝固・抗血小板とアンチエイジング

シリーズ1-4:血小板とアンチエイジング─アンチエイジングにおける多血小板血漿(PRP)療法の有用性 第13回 アンチエイジングにおける多血小板血漿(PRP)療法の有用性―抗加齢医療・美容医療などへの応用の現状と今後の課題―

福田智

Anti-aging Science Vol.7 No.3, 95-100, 2015

「Abstract」シワは,真皮のコラーゲンの劣化,減少に始まるが,下層の表情筋の萎縮と脂肪組織の構造劣化によりさらに目立つ程度の深いシワに進む.われわれは,シワを小ジワ,中ジワ,陥凹ジワ,表情ジワ,垂れジワの5種類に分けているが,ちりめんジワを含む小ジワや中ジワにはPRP単独療法が適応であり,シワの軽減のみならず皮膚のハリを導く.鼻唇溝(法令線)などを代表とする陥凹ジワは元来構造的であるためPRP単独療法では目立った改善は期待できず,PRP+脂肪注入療法が適応となり,増量維持が期待される.なお,表情ジワや垂れジワにはPRP療法は治療の主役とならず,補助的使用となる.PRP療法の問題点として硬結,赤み,無効が挙げられるが,われわれは手技的観点を含めて硬結を生じる可能性があるbFGFの混用はシワ治療に対して行っていない.
「Key Words」シワ治療,アンチエイジング,注入治療

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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