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抗凝固・抗血小板とアンチエイジング

シリーズ1-3:血小板とアンチエイジング─アンチエイジングにおける多血小板血漿(PRP)療法の有用性 第12回 歯のアンチエイジングにおける多血小板血漿(PRP)療法の有用性―新しい歯肉炎や歯周炎治療からみた血小板の歯への影響―

The utility of the Platelet Rich Plasma in anti-aging of a tooth―The effects of the platelets to a toots in the new treatment for gingivitis and periodontitis―

金指幹元

Anti-aging Science Vol.7 No.3, 87-94, 2015

「1.はじめに」軟組織損傷や骨折治癒過程で血液中の血小板に含まれる成長因子群が組織修復再生に重要な役割を持つことが明らかになってきた.血小板にはα顆粒と呼ばれる顆粒状構造物が有り,その中にはPDGF(platelet derived growth factor),TGF-β(transforming growth factor-β)など創傷治癒を促進させる成長因子が含まれていることが報告されている.多血小板血漿(platelet rich plasma:PRP)は,自己血を遠心分離して得られる血小板を多く含んだ血漿で,それを凝固させずに収集した物である1).わが国におけるPRPの臨床応用は1990年代から皮膚科,整形外科領域で創傷治癒に関する成長因子として注目を浴び,口腔顎顔面外科領域では,1998年Marx RE 2)らによる顎骨再建術の海綿骨移植における骨再生観察モデルPRPを通じて,どのように骨形成を促進し,その結果どのように骨量が増加するか詳細な報告がある.
「Key Words」血小板,多血小板血漿,歯周組織再生,再生医療等安全確保法,第三種再生医療等

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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