<< 一覧に戻る

特集 アンチエイジングサイエンスからロコモティブシンドロームを考える

3.アンチエイジングからサルコペニアを考える

Sarcopenia from a perspective of anti-aging

若林秀隆

Anti-aging Science Vol.7 No.2, 28-33, 2015

「Ⅰ はじめに」サルコペニアは進行性,全身性に認める筋肉量減少と筋力低下であり,身体機能障害,QOL低下,死のリスクを伴うとEuropean Working Group on Sarcopenia in Older People(EWGSOP)で定義された1).以前は加齢による筋肉量減少をサルコペニアとしていた.しかし現在の定義では,筋力低下もしくは身体機能低下を伴わない筋肉量減少は,前サルコペニアでありサルコペニアではない.加齢のみが原因の場合を原発性サルコペニア,その他の原因(活動,栄養,疾患)の場合を二次性サルコペニアと分類する(表1)1).アンチエイジングからサルコペニアを考える場合,主なターゲットは原発性サルコペニアである.しかし,二次性サルコペニアを考慮せずにアンチエイジングの視点のみで対応すると,逆効果となる場合がある.本稿ではロコモティブシンドロームとサルコペニアの関係,原発性サルコペニアに対するアンチエイジングとしての栄養療法,運動療法,薬物療法,および二次性サルコペニアに対するリハビリテーション栄養について解説する.
「Key Words」原発性サルコペニア,二次性サルコペニア,サルコペニア肥満,ロコモティブシンドローム,リハビリテーション栄養

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る