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老化とバイオマーカー

第10回 脂肪老化とバイオマーカー

林由香吉田陽子清水逸平南野徹

Anti-aging Science Vol.7 No.1, 55-60, 2015

「はじめに」老化は種・個体間で多様性をもちながら普遍的に存在する生命現象であるが,その制御メカニズムはいまだ多くの謎に包まれている.以前は老化の過程は無秩序に生じるものと考えられていたが,今日では一定の分子制御を伴った生命現象であることがわかってきた.細胞は一定の増殖後老化し,不可逆性の分裂停止状態になることが知られているが(細胞老化),細胞老化と個体老化の関連を示唆する研究結果①高齢者や早老症候群の患者から得られた細胞の寿命は短いこと,②ヒトの加齢に伴いテロメアが短縮すること,③加齢に伴い老化細胞が蓄積することなどが複数報告されている1)2).
「Key Words」p53,セマフォリン3E,プレキシンD1

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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