西條:本日は,埼玉医科大学国際医療センター消化器腫瘍科教授の濱口哲弥先生にお話を伺います。まず,先生のご出身地はどちらですか。
濱口:父の転勤で各地を転々としていました。兵庫県の神戸市で生まれ,2歳から小学校3年生までは大阪府の岸和田市に,その後,高校卒業までは千葉県におりました。
西條:医師になろうと考えるに至った経緯,あるいはきっかけはありますか。
濱口:私のおじが医学部を出て遺伝学の研究をしていましたので,母を通じて,何となくではあるのですが,医学系の話は聞いていました。そのようななかで,私は小学生の頃アレルギー性鼻炎で通院していたのですが,おじの紹介で専門医に診てもらい,とても良くしてもらったということもあり,医師になって困っている方を助けてあげたいと思いました。