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M-Review

Cancer biology and new seeds

小細胞肺がん特異的CADM1スプライスバリアントを標的とした診断・治療法の開発

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掲載誌
がん分子標的・免疫治療(旧:がん分子標的治療) Vol.14 No.4 87-90, 2017
著者名
伊東剛 / 村上善則
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / 癌
診療科目
呼吸器内科 / 腫瘍内科
媒体
がん分子標的・免疫治療(旧:がん分子標的治療)
Key Words
小細胞肺がん / 細胞接着分子 / スプライスバリアント / 腫瘍マーカー / シェディング

小細胞肺がん(SCLC)は,日本では肺がんの約15%を占め,年間1万人以上が死亡する難治がんの代表である。初回の化学・放射線療法への反応は良好であるが,抗がん剤耐性腫瘍が必発し,早期から全身へ転移すること,鋭敏な病勢マーカーが少ないことから,5年生存率は低く,予後不良である。抗がん剤の効果判定や再発を診断できる腫瘍マーカーは必須だが,既存の神経特異エノラーゼ(NSE)およびガストリン放出ペプチド前駆体(ProGRP)は約60%の症例しかSCLCを検出できない。細胞接着分子CADM1はSCLC細胞株の約90%で高発現し,SCLC に特異的なexon 8およびexon 9を含むスプライスバリアントCADM1v8/9を発現する。Exon 8/9のコードするアミノ酸配列は細胞外領域にあることから,CADM1v8/9はSCLC特異的表面分子であり,治療標的となりうる。さらに,CADM1v8/9の細胞外領域はメタロプロテアーゼによる切断を受けるため,SCLCの腫瘍マーカーとしても有望である。
「KEY WORDS」小細胞肺がん,細胞接着分子,スプライスバリアント,腫瘍マーカー,シェディング

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

がん分子標的・免疫治療(旧:がん分子標的治療)2016年12月号(Vol.14 No.4)

◎ 期待される新しい治療法「がん分子標的治療」の最前線の取り組みを,臨床的な観点から紹介します。

◎ 分子標的治療に関わるトピックスをグローバルかつ多面的にとらえ,わかりやすく解説。

◎ 国内外の研究成果を臨床の現場にいち早く伝えることで,がん治療の発展に寄与します。

◎ がんの末期においても治療を決してあきらめない姿勢を伝えます。

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【Theme 新しい分子標的】