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Tumor-educated platelets によるliquid biopsyの可能性
掲載誌
がん分子標的・免疫治療(旧:がん分子標的治療)
Vol.14 No.3 89-94,
2016
著者名
冨樫庸介
記事体裁
抄録
疾患領域
癌
診療科目
腫瘍内科
媒体
がん分子標的・免疫治療(旧:がん分子標的治療)
末梢血中では2番目に多い血球系細胞である血小板は,巨核球から産生される無核の細胞断片であり,創傷治癒に関わることは周知のことである。ところが近年では,腫瘍増殖に対しても重要な役割を担っていることが報告されている。さらに,がん細胞や周囲環境(免疫細胞や間質組織)から刺激された血小板(=“教育された血小板”)ではmessenger RNA(mRNA)の特異的なスプライシング・発現が誘導されることも知られている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。