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Cancer biology and new seeds

ヒト型化抗CD4抗体のがん治療薬としての開発研究

Development of a humanized anti-CD4 antibody as a cancer therapeutic

松島綱治上羽悟史垣見和宏

がん分子標的治療 Vol.13 No.2, 99-104, 2015

「SUMMARY」近年の免疫チェックポイント抗体ならびに免疫細胞療法の成功は,ヒトがん制御における免疫監視機構の存在を証明した。われわれは現在,抗体依存性細胞傷害(ADCC)活性を付加したヒト型化抗CD4抗体を,同種造血幹細胞移植(allo-HSCT)に伴う移植片対宿主病(GVHD)のみならず固形がん治療薬として開発途上である。本稿においては,本抗体の臨床開発の背景,マウス実験的腫瘍モデルを用いた前臨床研究結果に基づく合理性について記載する。われわれは,抗CD4+細胞欠失抗体による単剤としての非常に意外で強力な抗腫瘍効果のみならず,抗CD4抗体と免疫チェックポイント抗体,とりわけ抗PD-1/PD-L1抗体との併用による衝撃的な抗腫瘍効果を認めた。
「KEY WORDS」ヒト型化抗CD4抗体,免疫チェックポイント抗体,免疫抑制,細胞傷害性Tリンパ球,がん治療

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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