川嵜(司会) 世界保健機関 (WHO) より策定されている「疾病及び関連保健問題の国際統計分類 (ICD)」は,1990年に作成されたICD-10から四半世紀を経て,このほど改訂版となるICD-11が公表され,『精神・行動・神経発達の疾患 (MBND:Mental, Behavioural or Neurodevelopmental Disorders)』パートの内容が明らかにされました.ICDは,疾患の診断コードとして世界的に広く採用されていることから,ICD-11・MBNDパートで示された診断分類コード体系は,今後の精神疾患の診断・治療において重要な意味をもつものと思われます.今回の座談会では,ICD-11・MBNDパートの日本語翻訳を進める,日本精神神経学会・理事長の神庭重信先生と同学会ICD-11フィールドスタディ国内コーディネータの松本ちひろ先生をお招きして,ICD-11・MBNDパートについてうつ病の診断要件を中心にお話をうかがいます.
うつ病診療のUpdate アンケート・座談会
ICD-11をめぐって
掲載誌
DEPRESSION JOURNAL
Vol.7 No.1 4-19,
2019
著者名
川嵜弘詔
/
神庭重信
/
松本ちひろ
記事体裁
連載
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座談会・対談
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アンケート
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抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
精神科
媒体
DEPRESSION JOURNAL
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。