<< 一覧に戻る

特集 アルコール依存症の治療ターゲット

2.アルコール依存症の重症度と心理社会的治療

福田貴博

Frontiers in Alcoholism Vol.7 No.2, 15-18, 2019

アルコール依存症について,近年は重症度という概念が生まれている。従来の断酒一辺倒の治療観から,軽症者に対しては飲酒量低減という選択肢も示されるようになった。
重症者への治療は,心理社会的治療として,集団での認知行動療法を主体とした治療が行われる。軽症者への治療として,飲酒量低減のためのブリーフインターベンションも今後行われる場面が増えていくことが予想される。
また,治療場面という視点から考えると,重症の依存症者の治療は,今後も精神科専門医療機関が担うであろうことは変わらないが,軽症者はむしろ軽症であるがゆえに,何らかの重篤でない健康問題で内科などを受診した際に治療を受けられることが期待される。
「KEY WORDS」依存症,重症度,心理社会的治療,ブリーフインターベンション

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る