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特集 地域の医療連携に関する取り組みと課題

4.三重県における医療連携の取り組みと課題

高瀬幸次郎

Frontiers in Alcoholism Vol.5 No.1, 27-32, 2017

アルコール依存症(ア症)患者は,多くの身体的有害事象を合併しており,精神科医のみ,または内科医のみの対応では,的確な治療は困難である。ア症患者の対応には,看護師,MSW,地域の保健所,行政などの種々のスタッフの協力,連携は不可欠である。三重県では,約20年前より,種々のスタッフによる連携医療がなされ,一定の成果をあげてきた。しかしながら,組織としての活動を維持するには牽引するスタッフの育成がきわめて重要である。一方,三重県の北勢部に位置する四日市市において数年前より「四日市アルコールと健康を考えるネットワーク」と称する組織が同地区に存在する総合病院や専門医療機関,保健所や医師会の協力により立ち上げられ,ア症に対して地域に密着した活動が順調に進行している。今後の課題として会を維持,発展させうるスタッフの育成がきわめて重要である。
「KEY WORDS」アルコール依存症,アルコールによる身体障害,多職種連携医療,アルコール救急

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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