女性はもともと筋骨格系が衰えやすいため,転倒・骨折に代表される運動器疾患が要介護の主要な原因にもなり,健康寿命と平均寿命の年数差を生むことになる.加えてアジア系の女性は筋量が少なく,筋力が弱いためサルコペニアに陥りやすく,運動器疾患に罹患しやすいので,特に女性向けの対策が急務である.こうした中,近年の画像診断装置と撮影方法の飛躍的進歩によって,画像を用いた筋骨格系の客観的評価が可能になりつつある.今後の研究の進展によっては,サルコペニアの評価・診断の有力な手段として期待されている.今回は,顔や骨盤を中心とした加齢変化の画像診断に先進的に取り組まれている奥田逸子先生をお迎えしてお話をうかがった.
ASK SPECIALIST 専門医からのアドバイス
女性のサルコペニアと画像診断
掲載誌
WHITE
Vol.8 No.1 34-41,
2021
著者名
奥田 逸子
/
太田 博明
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
骨・関節
診療科目
産婦人科
/
整形外科
/
放射線科
/
老年科
媒体
WHITE
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。