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特集 女性の健康寿命延伸と健康支援

5 認知症

小堺有史伊東大介

WHITE Vol.4 No.1, 43-50, 2016

「はじめに」認知症とは,「一度正常に達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下し,日常生活や社会生活に支障を来すようになった状態」である.わが国は現在までに経験したことのない超高齢化社会を迎えており,それに伴い認知症患者も増加の一途をたどっている.認知症高齢者における女性の占める割合は多く,認知症対策は女性の健康寿命を考える上で大きな課題である.本稿では認知症の現況と,認知症患者の多くを占めているアルツハイマー病(Alzheimer's Disease;AD),血管性認知症(Vascular Dementia;VaD)について述べる.
「女性の健康寿命と認知症」わが国は4人に1人が高齢者という超高齢社会を迎え,これに伴い大きな医療問題や社会問題が起こっている.わが国の平均寿命は年々延び続けており,2013年の時点では男性が80.21歳,女性が86.61歳と世界で最も長寿な国の1つとなっている1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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