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特集 Rejuvenation(若返り)

Overview

宮地良樹

WHITE Vol.2 No.2, 7-11, 2014

古来,「不老長寿」は人々の見果てぬ夢であり,始皇帝はそのために水銀を含んだ丸薬を服用し命を落としたとさえされている.権力者も含めてそれほどまでに,人々は加齢による衰えを恐れ「不老」を希求してきたと言えよう.しかし,医学を学んだものにとっては,環境要因による加齢をある程度防御することはできても,生理的な加齢現象を回避することは不可能というのが医学の常識であった.もし,その「常識」を覆す施術を主張すれば,「胡散臭い」「拝金主義者」というレッテルを貼られるのが落ちであった.皮膚科領域においても,深く刻まれた露光部皮膚のシワは光老化といわれる環境要因(主に紫外線)による加齢であり,ある程度の予防は可能であるが,非露光部皮膚に見られるちりめん状のシワはカレンダーをめくるように起こる生理的な皮膚加齢現象であり,制御は不可能とされてきた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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