放射線動注化学療法(RADPLAT)は,進行頭頸部癌に対する有用な治療として米国で報告されて以来1),わが国においても複数の施設で用いられており,その有効性が確認されている2)-5)。日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)が中心になり,進行上顎洞癌に対するRADPLATの安全性と有効性を検証する多施設臨床試験が進行中であるが6),本稿では上顎洞癌に対するRADPLAT後に腫瘍の残存もしくは再発を認めた場合の救済手術に焦点を絞り,実際の症例を提示し解説したい。
Around the Expert
放射線動注化学療法後の救済手術-上顎全摘術について-頭頸部癌FRONT
掲載誌
頭頸部癌FRONTIER
Vol.5 No.1 51-55,
2017
著者名
坂下 智博
/
本間 明宏
記事体裁
抄録
/
症例
疾患領域
耳鼻科疾患
/
癌
診療科目
耳鼻咽喉科
/
放射線科
/
腫瘍内科
媒体
頭頸部癌FRONTIER
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。