局所進行頭頸部扁平上皮癌に対する治療において,多職種が関与した集学的治療が重要であることはいうまでもない。外来,入院における支持療法で癌治療の有害事象対策などの患者サポートは治療完遂率を向上させ,局所制御や長期生存の改善に結びつくものと考えられている。東海大学医学部付属病院では外来から入院への導入,治療開始と外来,化学放射線療法(CRT)あるいはセツキシマブ併用放射線療法 (bioradiotherapy;BRT)へのシームレスな移行を目指して多職種の関与によるチーム医療を試みている。 CRTやBRTを中心に,入院外来での対応について紹介する。
中咽頭癌の新しい治療戦略/頭頸部癌に対する治療完遂のコツとチーム医療の実際/再発転移性頭頸部扁平上皮癌の最新治療戦略
頭頸部癌に対する治療完遂のコツとチーム医療の実際
1 東海大学医学部付属病院における頭頸部癌患者の支持療法
掲載誌
頭頸部癌FRONTIER
Vol.5 No.1 17-20,
2017
著者名
大上 研二
/
戎本 浩史
/
槇 大輔
/
青山 真弓
/
三橋 力輝斗
/
堀川 朝子
記事体裁
抄録
疾患領域
耳鼻科疾患
/
癌
/
栄養管理
/
看護
診療科目
耳鼻咽喉科
/
放射線科
/
腫瘍内科
媒体
頭頸部癌FRONTIER
Key Words
支持療法,化学放射線療法,セツキシマブ,bioradiotherapy,Patient Flow Management
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。